国産クワガタを採集しよう~樹液採集~
国産クワガタ採集の中で一番オーソドックスな方法の樹液採集です。
クワガタの住む木?で紹介した、クヌギやアキニレなどの木の樹液を吸いに来ているクワガタを捕まえましょう。
また、山の中にも沢山の木がありますが、山は所有者がいる事がほとんどです。
ので、止めておきましょう。
私は山道のわき道に生えている木や、川の堤防・田んぼのあぜ道に生えているような木を狙っています。その近くで作業をしている人がいた場合は、 しましょう。大体の方が快諾してくれる事が多いです。
暑い夏の日にしかクワガタは採集できないと思っている方もおられるかもしれませんが、冬眠して数年生きる種類(コクワガタやヒラタクワガタなど)の場合、暖かくなる5月ごろから樹液採集で採集できる場合があります。
一定の暖かさで、冬眠から覚めた越冬個体が早い時期に外に出てくる事があります。
(実際に国産クワガタ採集日記2011/5/3や国産クワガタ採集日記2012/5/1から樹液採集の下見をしてコクワガタを採集しています。)
2012/5/1 木の根元の土に潜って休んでいたコクワガタ
5月頃は樹液の出が悪い・樹液が出ていない場合がありますが、洞の中を見てみたり、木の根元を少し掘ってみると休んでいるクワガタが採集できる可能性はあります。
6月になり、梅雨のジメジメとした時期となると、今度は湿気を好むヒラタクワガタが多く見られる印象を受けます。
スズメバチの数も少ないので下見も含め、春の陽気になった時にでも一度出かけてみるといいでしょう。
その後、7月頃から夏の温度となり始め、休眠していたノコギリクワガタ、羽化したカブトムシなどが顔を出し始めます。この頃になってくると、クワガタの数は増えますが、スズメバチやマムシなど危険な生き物の活動も活発になるため、樹液採集をする際は十分に注意をしましょう。
カナブンの羽音にビクビクするくらいの警戒心は必要だと思います。
この季節になると、灯火採集もオススメです。車にさえ注意すれば樹液採集より危険度は少なく、もしかしたら樹液採集では困難といわれるオオクワガタも・・・
直接樹液を吸っているクワガタ達もいますが、木の洞(穴)に隠れているクワガタもいるので洞の中に光を当てて探してみましょう。樹皮がめくれている場所に隠れているクワガタもいます。
特にヒラタクワガタは穴の中を好みます。見落とし易いので注意しましょう。
穴や樹皮の間に隠れているクワガタはピンセットや引っ掻き棒があると比較的簡単に引っ張り出す事ができます。 力任せに引っ張るとクワガタを傷つけてしまう場合もありますので慎重に取り出します。
穴の奥に入ってしまって取れない時はどうするか?
諦めて次のポイントを回りましょう。
穴の中にいるクワガタはその場所が気に入っているという事です。
すぐにその場を離れる事はないでしょう。
違うポイント見回った後、再度穴から出てきているか確認するといいです。
それでも出てこない場合は後日見に行きましょう。
間違っても木を傷つけて無理やり取らないこと!
「樹液の出ている周り」・「穴の中」・「木の根元」を入念に調べたら、最後の手段です。
木に蹴りを食らわしましょう。小さな木は蹴りじゃなくてもその木が揺れればOKです。
力加減に注意しましょう。枝の先で休んでいるクワガタがビックリして落ちてきます。
落ちてくるクワガタはノコギリクワガタ、コクワガタ、ミヤマクワガタが多いです。
クワガタが落ちてきても草むらに落ちて見失うというのは良くあります。
落ちてきたクワガタを逃さないように、木の下にビニール傘を広げたり、シートを引くなどして見つけやすくするといいでしょう。
一人は木を揺らす係、一人はクワガタがどの辺りに落ちたかを見る係という風に分担するといいです。
クワガタが高い場所にいる場合は、当然虫取り網も非常に有効です。
他にも、バナナとお酒を混ぜ、ストッキングに入れてクヌギなどに巻きつけクワガタをおびき寄せるトラップもあります。トラップを仕掛けた後は必ずトラップを持ち帰るようにしましょう。
また、 。
クワガタの休む場所にもなり、腐葉土で木に栄養を与える意味合いもあります。
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