国産クワガタのペアリング

1.ペアリング

国産クワガタの幼虫を育ててみたいという方は、同種のオス・メスをしばらく同じケースで飼育し、交尾をさせて卵を産ませます。一緒に入れる期間は大体2週間ほどで交尾は終わっているでしょう。
オスとメスがケンカしていなければそのままでもいいですが、産卵に集中させるため交尾後はオスを取り出し、産卵セットの中はメスのみ飼育したほうがトラブルが少なくて済みます。
競走馬(サラブレッド)でも「血統」という言葉が良くでてきます。親の遺伝子を継いだ子が生まれるというのは人間にも言えることですね。 お父さん似、お母さん似。両親の背が高いから子も高い・・・など、一概には言えませんが、国産クワガタも血統が重要といわれています。

ミヤマクワガタのペアリング
ミヤマクワガタのペアリング
ノコギリクワガタのペアリング
ノコギリクワガタのペアリング


大きな個体を育てたい場合、幼虫の飼育方法も重要ですが親の選別も重要でしょう。
クワガタのアゴの形・頭の幅などの違いにより、体長は一緒でも見た目のイメージが全く違ってきます。
自分が気に入っている「美形」のクワガタがいる場合は、親のアゴの形、頭の幅などを重視して選び、子に引き継いでいきましょう。 さらにオス・メスともに大きな個体をペアリングさせると良いでしょう。

個人的には、特にメスの大きさが重要だと思っています。
オスが若干小さくても、メスは大きな個体をペアリングさせる事が多かったです。
メスの大きさにより、卵の大きさも明らかに違ってきます
卵は幼虫が生まれるまでの栄養が含まれおり、生まれてくる幼虫の大きさにも関わってくると考えます。
ウズラの卵とニワトリの卵みたいな感じです。

国産クワガタの種類により変わってきますが、1度に20個以上の卵を産む場合もあります。卵を産ませる数はある程度調整可能ですので、自分で育てられる数を決めて計画的に産ませましょう。

また、「メスは野外で採れたけど、オスが採れなかったからペアリングできない・・・」と思っている方がいるかもしれません。 望みを捨ててはダメです。
野外採集したメスはすでにオスと交尾済み
である可能性が高いです。
オオクワガタの場合は数が少ない為、望み薄ですが、産卵セットを組んでメスを入れて様子を見ましょう。 すでに交尾済みのメスであれば、問題なく卵を産んでくれるはずです。
ペアリングの次は国産クワガタの種類による産卵の違いを見ていきましょう。

クワガタのペアリング >> 種類による産卵の違い >> 産卵セットを組む >> 幼虫の割り出し

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