国産クワガタ飼育日記一覧 >> 2013年2月23日

国産クワガタ飼育日記 2013/2/23 オオクワガタ幼虫達が蛹室作り

こんにちは。3月半ば頃に温度を上げ始め、蛹化のスイッチを入れようと思っていましたが、自作保温室の上段で飼育していたマット飼育・菌糸ビン飼育のオオクワガタ幼虫達とノコギリクワガタ幼虫(2年1化)が蛹化の準備の為、蛹室を作り始めました。
理由として、色々と考えられます。

1つは、自作保温室上段で飼育していたと言うこと。
マルチパネルヒーターを保温室の底に設置し暖めていますが、暖められた空気は上へ溜まります
上部でファンなどを回して空気を循環させればある程度一定の温度に保つ事ができそうですが、今回はそういう対応もしていません。
温度が高すぎる時に最上段に凍らせたペットボトルを置いて少し温度を下げたくらいです。

さらに部屋の中で暖房を使用した場合、外気温も高くなってしまい保温室内は外気温の影響を受けます。保温室の下段の温度が約18℃前後、上段では21℃前後と3℃~4℃も差がありました。
部屋の中がもう少し暖められれば、下段の温度が19℃前後、上段は23℃前後といったところでしょうか。

クワガタ保温室内下段の温度
保温室内下段の温度
クワガタ保温室内上段の温度
保温室内上段の温度


もう1つは、保温室内上段で飼育していた幼虫は、ほとんどメス幼虫であるという事。
メスの幼虫はオスの幼虫より早く羽化する事が多く、2012年で飼育したノコギリクワガタ幼虫の時もそうでしたね。これは一応計算に入れ、意図的にメス幼虫を上段で保管していました。
思った以上に早く蛹化スイッチが入ってしまいましたが・・・

あとは、以前幼虫が暴れた時に、エサ交換をした事も原因の一つとしてあるかもしれません。
温室飼育のセミ化対策で、エサ交換をして意図的にショックを与え蛹化を促す方法として使用される事があります。
国産クワガタ飼育日記2013/2/3でエサ交換したオスの幼虫が1匹すでに前蛹の状態に入っています。
前回エサ交換した幼虫達も、そろそろ蛹室を作りそうな気配があります。
また、2日ほど前からエサ交換していない幼虫が2匹ほど絶賛暴れ中です・・・。
今からエサ交換しても蛹化しそうですし、この2匹には我慢してもらうことにします。

飼育ケースで暴れているクワガタ幼虫
暴れ中のオオクワ幼虫メス・・・
蛹室を作るノコギリクワガタ幼虫のオス
蛹室作製中のノコギリクワガタ幼虫♂
綺麗な蛹室が完成。オオクワ♀幼虫
綺麗な蛹室が完成。オオクワ♀幼虫
前蛹状態のオオクワ幼虫♂
前蛹状態のオオクワ幼虫♂
ビン底に接した所に蛹室が・・・
ビン底に接した場所に蛹室が・・・
こちらもメスのオオクワ幼虫
この子は中々の♀。蛹室を作りそう
前回エサ交換したオオクワ幼虫♂
前回エサ交換したオオクワ幼虫♂は
底から見ると・・・ビン底に接している
ビン底じゃないですかーやだー!


と、まぁこんな感じになってきています。
ビン底に接した所に蛹室を作っている幼虫達が結構います・・・
一番下のオオクワ♂幼虫は、もう少し粘ってくれそうですが、今の位置で蛹室を作るとなると完璧にビン底です・・・ 流石にそうなると人工蛹室でしょうね・・・
また、マット飼育のオオクワガタ♀幼虫の大きさが思ったよりも大きいです。
45mmくらい出てくれれば嬉しいな~・・・

常温で飼育している方は、まだ幼虫は冬眠中だと思います。基本的に常温飼育ではセミ化は起きないので、暖かくなるまで見守ってあげましょう。ただし、室内飼いで常に暖かい場所で幼虫を保管している場合はセミ化が起きる事があるので注意が必要です。そこまですると、部屋の中が温室と一緒になってしまいます。
押入れ辺りに保管していれば大丈夫です。ヒラタクワガタを5世代くらい累代飼育していた頃は、ずっと押入れで常温飼育していましたが、室内で暖房を使っていてもセミ化が起きたことはありません。

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