マット飼育セット方法(容器に詰める・幼虫投入)

2.発酵マットを容器に詰める

用意・作製した発酵マットを容器に詰めていきます。容器は市販されている幼虫飼育用の容器が良いですが、あまりお金を掛けたくないので、私はインスタントコーヒーのビン・100円均一で売っているプラ容器やビン、またはペットボトルを使用しています。
ただしペットボトルの場合、幼虫が穴を開けてしまう可能性があるので、ある程度頑丈なものをオススメします。 生まれて間もない幼虫はプリンカップなどの小さな容器でOKです。

ビンに発酵マットを3分の1ずつくらいで詰める
100円均一のビンと麺棒で詰め詰め
ビン詰め完了
綺麗に詰めれました。900mlのビン


容器に3分の1くらいのマットを入れ、押し固めて詰めていきます。親指でギュッギュと容器を回しながら押し固めていきましょう。押し固められたら、その上からさらにマットを入れ、同じ要領で押し固めて容器が一杯になるまで繰り返します。かなり強めに押し固めても大丈夫です。
これが結構手間です。 大きな容器に詰める場合は麺棒などを使用すると楽に詰められます。
マットを押し固める道具も売られているので、面倒な人は購入してもいいでしょう。
ミヤマクワガタの場合は軽めに押し固める程度で良いでしょう。 ミヤマクワガタは木の中ではなく、ほとんどが土の中(腐葉土)で成長します。その為、あまり強く押し固める必要はありません。またミヤマクワガタの幼虫飼育では粒の細かいマットが良いとされています。カブトムシ用のマットを混ぜてあげるといいでしょう。
カブトムシの場合も腐葉土などを食べて成長する種類のため、強く押し固めなくても良いです。プラケースにマットを入れ、幼虫を入れれば勝手に育ってくれます。

3.幼虫を投入する

容器に詰め終わったらマット交換が必要な幼虫を容器から取り出します。幼虫を取り出した後にマット詰め作業をしないようにしましょう。幼虫にストレスを与えるような事をしない方が無難です。表に出した幼虫が暴れているのを見ながらマット詰めなんてもってのほかですよ!

マットに穴を開けて投入しましょう。このときにも材飼育の幼虫投入方法と同じように、スプーンなどを使い直接素手で触らないようにします。
穴の中に幼虫の食べカスや糞を入れておくと、幼虫が暴れる事が少ないです。
幼虫が潜ってから、穴の上にも糞や食べカスを乗せるといいですね。
生まれて間もない幼虫は小さい容器(プリンカップ)に入れると良いでしょう。いきなり大きな容器に入れても良いですが、なかなか側面に幼虫が出てきてくれず成長の確認ができない事があります。
幼虫の大きさにより容器を大きくしましょう。

幼虫が蛹になるときに、体長の1.5倍くらいの部屋(蛹室・ようしつ)を作ります。容器がが小さすぎると十分な広さの部屋を作れないため、上手く羽化できない可能性も出てきますので注意が必要です。 最大で2リットルペットボトルくらいの大きさのもので良いかと思います。

穴を開けてその中に幼虫の糞や食べカスを投入
1.穴を開け、食べカスや糞を入れる
スプーンで幼虫を入れます
2.スプーンで幼虫を投入
幼虫の上からも糞や食べカスを入れて
3.上からも糞や食べカスを入れるとGood
発酵マットを食べる幼虫
4.たくさん食べて大きく育ってね


幼虫を入れ終わったら、フタをして暗くて温度変化の少ない場所で保管します。
(私の場合は大体押し入れの中)
フタがない容器の場合はビニール袋などに穴を開けて空気を確保し、輪ゴムなどで固定しましょう。
穴が開けれるフタの場合は針で穴開け、開けれないフタの場合は緩めにフタを締めるなどしてクワガタの幼虫が酸素不足にならないようにしましょう。
穴が大きすぎると、小バエや雑菌が侵入してしまい増殖する事があるので注意しましょう。

フタに穴を開けれない場合はゆるめに
フタを緩めに閉めティッシュを挟んだり
フタの無い容器はビニール袋などに穴を
フタの無い容器はビニール袋などに穴を


この時、何月何日に幼虫を投入したかをラベルに書いて貼っておくと、マット交換の時に役立ちます。

マット飼育の概要 >> 発酵マットの作製 >> 容器に詰める・幼虫投入 >> マット交換

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ネットで購入できるクワガタ関連商品


発酵マットに幼虫を投入したら、何月何日に投入したかを記録してラベルを貼っておきましょう。マット交換時期などが分かり易くなります。 100円ショップでも白紙のラベルが売られています。
幼虫飼育用容器。このくらいの容量であれば大型オオクワガタの♂でも十分飼育可能。個人的には100円ショップで販売されているビン容器が好きです。
カップ底の形状が少し違うプロ仕様のプリンカップらしいです。
100円ショップで販売されている小さなビンでも十分。
発酵マットをしっかり詰めたいならマットプレス。大量に詰める場合はこのような器具を使うのもアリです。硬く詰める場合は100円ショップで売られている麺棒では少し力不足。

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