国産クワガタ飼育日記一覧 >> 2014年8月3日

国産クワガタ飼育日記 2014/8/3 洞付きの登り木を作る

こんばんわ。久々のクワガタ飼育日記です。今回もまとめて記録しておきます。
Twitterでは死亡確認などつぶやいていますが、一昨年・去年の採集個体の死亡が相次ぎ、採集した個体で生存しているのが去年採集のヒラタクワガタ♂56mm1匹のみとなりました。
数年生きる種類でもやはり寿命は2~3年程度が多そうですね。

今年活動を開始していたミヤマクワガタ♂・♀も死亡。
凍らせたペットボトルである程度温度調整はしていましたが、活動開始後3ヶ月程度で死亡・・・
以前、7月末に採集したミヤマクワガタは翌年3月ごろまで生存していたので個体差はあるでしょうが、寿命の短い種類は少し寂しいですね。

また、以前お友達に譲ったオオクワガタ幼虫ですが、結果♀1匹のみ生存しているとの事。
さすがにメスだけというのもアレなので、私が飼育していたオオクワガタ♂を3匹、♀を2匹新しく譲る事にしました。
さらに、買い貯めしておいたコバエシャッター小1つ、ミニ2つを脱走対策として一緒に譲る事に。

現時点で私が管理しているクワガタは、去年羽化個体のオオクワガタ、今年羽化個体のヒラタクワガタを含め合計30匹程度となっています。
(そのうち去年採集ヒラタ♂1、休眠中のノコギリ♀1)
のんびり飼育するのならば、このくらいの数が丁度良い感じがします
オオクワガタが来年どのくらい生き残ってくれるかが気になる所ではありますが・・・
とりあえず今の所、今年累代する予定はありません。

エサが無くなればエサ交換、飼育マットが劣化すればマットを取替え、飼育ケース内が乾きすぎているようなら霧吹きで加湿、ついでにダニ・コバエが増殖していないかをチェック。
と、ごく一般的な世話をする毎日となっています。
charm楽天市場店でプロゼリーを500個購入したので来年までエサの心配もありません。
この時期すぐに品切れになるみたいなので気になる方は是非どうぞ。

という事で前置きが長くなりましたが、数週間前から洞付きの登り木(エサ皿)の作製に挑戦しています。ご存知の通りオオクワガタは木の洞の中に住み着くタイプという事で、現在飼育している個体の数だけ洞付き登り木を作ろうと思います。
ヒラタクワガタも洞の中が大好きなので、ついでに作りましょう。

現在飼育容器の中にはエサ皿や登り木を入れており、オオクワガタ達はその下で休んだりしていますが、結構ゴソゴソ音がするのであまり落ち着かない様子。
ただ、以前の国産クワガタ飼育日記2012/4/30彫刻刀で削って作製した洞付きエサ皿を入れた個体はかなり落ち着いているようで、いつも定位置でじっとしています。

彫刻刀を利用して作るのが面倒だったので機材を購入することに。
今回購入した機材は、PROXXONミニルーターMM100・No.28525(amazon検索) です。
ネットでも販売していますが、私はホームセンターで実物を見て購入しました。
(電動ドリル・電動ルーターのコーナーで販売している可能性あり)

金属やガラス、プラスチックや木材なんかをガリガリ磨いたり削ったりする電動ルーターです。
先端につけるビットと呼ばれるカッターやヤスリも様々。直径2.35mm軸と直径3mm軸の2種類のコレットチャックが標準で付属いるので、他のメーカーのビットであっても直径が合えば装着は可能です。
(メーカー側では同一メーカーのビット使用を推奨しているよう?)
先端につけるビットは別売なので用途に応じて購入する必要があります。(セット商品もあり)

プロゼリー500個購入
プロゼリー500個購入
PROXXONミニルーターMM100・No.28525
PROXXONミニルーターMM100・No.28525
先端に付けるビットも色々購入
ビットも色々購入
産卵木を削って洞付きにします
産卵木を削って洞付きに


今回は産卵木を削って洞付きの登り木を作製。
市販されているエサ皿・登り木も削って試しましたが硬すぎて時間がかかる為、産卵木を削っていきます。また産卵木を使用して作製する場合、材産みタイプのペアリング済みメスを入れると産卵してしまう可能性もあるので注意が必要です。今回はオス用で作ります。

付属のスパナで先端を緩め
付属のスパナで先端を緩め
ビットを装着
ビットを装着
マジックで産卵木に下書き
マジックで削る場所を下書き
電動ルーターで削っていきます
電動ルーターで削っていきます
電動ルーターでガンガン削ります
ガンガン削ります
もう1箇所も
シイタケ菌を入れる穴が邪魔…


思考錯誤しながら何とか1つ完成。思った以上に時間がかかりました。(合計2時間くらい?)
というのも、定格使用時間というものがあり、今回購入した電動ルーターでは15分
それ以上使用し続けると本体がかなり熱を持つようになります。
(体感では10分程度でメチャクチャ本体が熱くなる)
熱を持つと冷めるまでしばらく休ませる必要があり、ある程度冷えたらまた再開といった具合に。
完全に冷めるまでは結構な時間が掛かります。(20分くらい?)
ちょっと削るぐらいなら十分な時間ですが、長時間使用するとなると少し不便ですね。
連続使用が可能な電動ルーターもあるようなので、そちらを選択肢に入れても良かったかもしれませんね。

完成した洞付き登り木を設置
オオクワ部屋に設置
数日後住処になってました
数日後。気に入った様子


設置した直後は警戒してなかなか洞の中に入ってくれませんでしたが、数日後様子を見てみるとどうやら気に入ってくれたようです。今もほとんど洞の中にいるので作製した甲斐がありました。
今度は小さいサイズ用に1つ作ってみます。

産卵木をノコギリで半分に
まずは産卵木をノコギリで半分に
同様に電動ルーターで削ります
電動ルーターで削る
洞付き登り木底部分
底になる部分
小さなサイズのクワガタに
小さなサイズのオオクワ部屋に設置


コツが分かってきたのか、こちらは1時間ほどで完成。良い感じの出来になりました。
消費電力は35Wですが、なかなかのパワーです。
木屑が結構舞うのでマスクやメガネを装着、またしっかり対象物を持たないと勢い余って指を削る可能性もあるので注意しないといけません。
ある程度洞付き登り木を作製したら、幼虫飼育用のガラス容器のフタの加工に使う予定です。
個人的にはなかなか良い買い物をしたと思っています。

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ネットで購入できるクワガタ関連商品


今回購入した電動ルーター。amazonの方が安かった・・・
ビットとセットになっている商品は
プロクソン ミニルーターセットMM100 No.28525-S
連続使用可能な気になる商品。
直径2.35mm軸仕様。 評価もなかなか。
こちらの電動ルーターも評価がなかなかで気になる所。 取付ビット軸は直径2.4mm、直径3mm
電動ルーターの先端に装着するビット。
直径2.35mm軸
先の尖ったビットが穴開けに便利。
この形状のビットが削るのに使いやすい。予備に何本か購入しておくのもアリか。
直径2.35mm軸
色々な形状のビットがあるので、用途に応じて使い分けよう。
直径2.35mm軸

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