クワガタ幼虫の保管場所は暗くて温度変化の少ない場所で安静に

国産クワガタの幼虫は、木の中、もしくは腐葉土の中で成長します。
日光が当たる状況というのはほとんどないと言ってもいいでしょう。
クワガタ幼虫の保管場所は直射日光を避け、暗くて温度変化の少ない場所を選び、クワガタの幼虫が落ち着いてエサを食べれる環境を作ってあげましょう。

押入れなど暗くて温度変化の少ない場所で保管
暗くて温度変化の少ない場所で保管
暑い日は冷却材で温度を抑えたり
暑い日は冷却材で温度を抑えたり


暑すぎる日は温室やクーラーボックス内に冷却材を入れて一定の温度まで冷やしたりといった方法も。
私は大体押し入れの中、または自作の温室で飼育しています。

毎日のようにクワガタ幼虫の様子を見る事は控える

クワガタ幼虫を初めて飼育する方は、 「毎日のようにクワガタ幼虫の様子を見る」という 事を
良くやってしまいがちになります。気持ちは良く分かりますが、控えましょう。
マット飼育菌糸ビン飼育では「成長過程が確認できる」という事は大きなメリットです。
幼虫の暴れや、状態を確認できるので、死亡率を減らせる事でしょう。

ただし、クワガタ幼虫は振動や温度変化に敏感です。
自然界でのクワガタ幼虫は、「直射日光が当たる」「振動を感じる」といったことは非常事態でしょう。
エサを食べているときに温度の変化や振動が伝わると、幼虫はエサを食べるのを止め、安全な場所へ逃げようと移動する事が多くあります。
大きく育てるにはエサをたっぷり食べてもらって、無駄なエネルギーの消費を抑えないといけません。
わざわざエサを食べる事を中断させ、さらに無駄な移動でエネルギーを消費させる事は避けましょう。

成長過程の確認は多くても週1回くらいで構わないと思います。
私の場合は、暴れが起きる可能性の高いエサ交換後は週1回間隔で様子を見て、 幼虫が落ち着いている様子なら月1回程度の間隔で次のエサ交換まで・・・といった形をとっています。
幼虫が落ち着いているなら次のエサ交換(大きな容器で約3ヶ月後)まで放置する。でもOKでしょう。

いまいちピンとこないという方は、想像してみましょう。
自分の部屋で食事をしたり、リラックスしている時・・・
毎日のように知らない人間に窓を開けられ、騒がれたらどう思いますか?
私はそんな生活嫌です。

幼虫飼育容器の酸素の供給は十分に

クワガタ幼虫が生きていくには酸素が必要です。
クワガタの幼虫が酸素不足など身の危険を感じ暴れてしまう事もあるので、暴れ対策についても目を通しておきましょう。
フタ付きの容器を使って飼育する際は、フタに穴を何箇所か開け、酸素の供給を十分にしましょう。
フタに穴を開けれないという場合は、フタを緩めに閉める程度でも十分です。
また、その間にティッシュを挟むと、ダニや雑菌の侵入防止にもなるでしょう。
フタが無い容器を使用している場合、ビニール袋をかぶせて針で数箇所穴を開け、輪ゴムなどで縛って固定しましょう。

フタに穴を開けれない場合はゆるめに
フタを緩めに閉め、ティッシュを挟む
穴を開けれる場合は針で穴あけ
穴を開けれるフタの場合は針で穴開け
市販されている菌糸ビンのフタは穴が開いている
市販の菌糸ビンは大体フタに穴がある
フタの無い容器はビニール袋などに穴を
フタの無い容器はビニール袋などに穴を


ただし、あまり大きな穴を開けると、ダニや雑菌が侵入し、エサの劣化が早くなってしまったり、幼虫に悪影響を及ぼす事があります。
菌糸ビン飼育の場合は、専用の容器に空気穴が開いている事がほとんどだと思いますので問題ないですが、 自分で容器を準備し、飼育する際は気をつけましょう。

幼虫保管時の注意幼虫の暴れを防止する幼虫エサ交換時の注意幼虫羽化時の注意

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